• 歯科におけるマイクロスコープ

    マイクロスコープとは手術用の顕微鏡を指します。


    歯科用のマイクロスコープの多くは20倍にまで拡大でき、光が深い所まで届くことで視野が格段に広がります。
    このことによりより精密で安全な治療が可能となりました。
    マイクロスコープは、初めは耳鼻科や眼科で使用されていたのですが、その後1950年代には脳神経外科で、そして産婦人科や心臓外科でも使用されるようになりました。

    1990年代に入り歯科においても有効性が認知されるようになりましたが、高価な機械であること、歴史が浅く知識と技術を兼ね備えた歯科医師がまだ少なく教育の場が充実していないこともあり、普及率はまだ10%未満と言われています。

    歯科におけるマイクロスコープがその力を発揮する治療の一つが根管治療です。



    歯の中にある根管は非常に複雑で細かい形態をしており、従来は手探りで医師が手指の感覚で治療を行ってきました。

    しかしこの機械を使用することにより歯の内部を拡大視し直接根幹内を見ながら正確な治療を行うことが可能になりました。従来では考えられないような細部の治療も可能となり、治療レベルを格段に上げることができます。また、むし歯治療においても必要な部分だけ削ることができ、削りすぎを防ぐことも可能となります。

    朝日新聞デジタルの珍しい情報をご紹介しています。

    小さな虫歯も見逃さず治療することにより予防的な役割を果たします。
    審美歯科においても非常に高いレベルの精度でインプラント治療等も行えることによってトラブルを防ぐことも可能になりました。



    残念ながら、健康保険を使用する一般診療では使用されることはごく希で、実費負担の自由診療で使用されることがほとんどとなっています。